トーキョーブックガール

世界文学・翻訳文学(海外文学)や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

2021年と2022年のReading Challenge(リーディングチャレンジ)

 みなさま、明けましておめでとうございます! 今年も素晴らしいreading yearになりますように。

 去年のリーディングチャレンジの振り返りと、今年の抱負です。今年の読書初めは『本格小説』(水村美苗)でした。素晴らしすぎてうっかり徹夜してしまい、なんとなんと初夢を見逃した。でもいい本に巡りあうことができたので、今年はいい年になるような気がする!

 

2021年のリーディングチャレンジ

1. 『ロミオとジュリエット』を再読する。⭕️

 宝塚歌劇団星組で『ロミオとジュリエット』を再演! ということで、英語でも日本語でも『ロミジュリ』を読み返した。

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2. できるだけたくさんのブッカー賞ノミネート作品を読む(そして受賞作を予想してみる)❓

 受賞作予想ができるほどは読めなかった〜……結局読んだのは、受賞作のThe Promiseを含む4冊でした。感想を書いていないものも、後ほどまとめたい。

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3. スペイン語で読む。⭕️

 なんだかグラフィックノベルで素敵なものをたくさん見つけて、わりとよく読めた。

 
 
 
 
 
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4. 舞台となっている都市の地図が記載されている作品を読む。❌

 これをチャレンジに掲げたときは『十五匹の犬』を読むつもりだった(トロントの地図が見開きに記載されている)のだった。

 

5. 誰かが読んでいるのを見た本を読む。⭕️

 Instagramにも投稿したとおり、『茄子の輝き』など。

 

6. 日本文学を読んで読んで読みまくる。⭕️

 近年では最も多くの作品を読みました。楽しかった! もっともっと読みたい!

 

7. ゆっくりと味わって読む。⭕️

 「日本文学を読んで読んで読みまく」りたいと思ったきっかけが、一昨年読み返した川端康成の『雪国』だった。『雪国』は1年を通して、日本語でも英語でも何度も読み返すことができた。

 

8. 2021年に映像化される作品を読む。⭕️

 結局やっぱり映画はほとんど視聴できなかったのだけれど、12月にはNetflixで『PASSING 白い黒人』が公開されたことをきっかけに原作を読みました。

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9. 紙で読む。⭕️

 一昨年よりずっと紙で読む量は増えたかなあ。

 

10. 縁もゆかりもない言語で書かれた本(の翻訳)を読む。❌

 挨拶の言葉すら知らない言語で書かれた小説を読みたい……と思ったものの、何も読めなかった。

 

11. Vultureの"100 Great Works of Dystopian Fiction"から何か読む。❌

 When She WokeParable of the Sowerを長年積んでいるのだけれど、読めなかった。オクテイヴィア・バトラーは『キンドレッド』の日本語訳が再出版の運びとなったそうで、Parable of the Sowerも出るそうですね。韓国の女性のSF作家さんは「オクテイヴィア・バトラーに影響された」と語っている人が多いのが印象に残っていたので(『文藝』より)これは本当に素晴らしいこと。

 

12. The New Yorkerの短編を全部読む。⭕️

 コロナ&育児中ということもあり、ゆっくり本屋さんに行く時間がなかなかとれなくなったので、読んでいる文芸誌はすべて定期購読に切り替えた。

 The New Yorkerに関しては、エコじゃないなと思いながらも紙のを送ってもらっていた(今年からはまた電子版に切り替える予定)。おかげで今までにないほど、短編を色々と読むことができた年だった。

 The New YorkerのFictionのうち、わたしの「特にお気に入りの12作品」はこちら。リンクを貼っています。会員じゃない方も、登録さえすれば数話は読めるはず。

 

"Blushes" / グレアム・スウィフト

"The Wind" / ローレン・グロフ

"Good-Looking" / Souvankham Thammavongsa

"Future Selves" / Ayşegül Savaş

"The Case for and Against Love Potions" / Imbolo Mbue

"Unread Messages" / サリー・ルーニー

"Selection Week" / Hurmat Kazmi

"Before the Valley" / Rachel Heng

"Lu, Reshaping" / Madeleine Thien

"The Ghost Birds" / カレン・ラッセル

"Hello, Goodbye" / イーユン・リー

"Yente" / オルガ・トカルチュク

 

2022年のリーディングチャレンジ

 

1. 今年デビューする作家の本を読む。

 1人以上は読みたいです。

 

2. すでにおすすめされた本を読む。

 去年はbookstagram(Instagram)に投稿を始めて、とても楽しい時間を過ごしました。翻訳文学が好きとbioに書いていたからか、お声がけいただいて、複数名 / 1対1で、自国の作家&作品(翻訳されているもの)をおすすめしあうというとっても楽しい遊びも経験しました!

 わたしがおすすめしていただいたのは、インドネシアのThis Earth of MankindやウクライナのYour Ad Could Go Hereなど。喜び勇んで即買いしたもののまだ読めていないので、今年は読みたい。

 ちなみにわたしがお返しとしておすすめしたのは、本谷有希子さんや井上荒野さん(フランス語訳あり)、小山田浩子さんなど。

 

3. 二人称の小説を読む。

 読み逃しているものがあるので、読みたい。

 

4. 「女友達」について書かれた本を読む。

 2022年に出版される小説では、WahalaFiona and Janeが気になる。それから、はらだ有紗さんの『女ともだち〜ガール・ミーツ・ガールから始まる物語』を読んで、『つぐみ』(吉本ばなな)を読み返したくなった。

Fiona and Jane

Fiona and Jane

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5. 関西文学を読む。

 2021年の織田作之助賞が久しぶり?に大阪を舞台とした作品だったので、読みたい。今週は『神戸・続神戸』を読む予定。

リリアン

リリアン

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6. 祖父が好きだった本や、父が好きだという本を読む。

 祖母や母や妹とはしょっちゅう読んだ本のことを話しているけれど、男性の家族と本の話をすることは(比較すると)少ないなあと思って。年末に父がとある本をすすめてくれたので、それから読もうかな。亡き祖父の本棚から拝借してきた本も読みたい。

 

7. 「オレステイア三部作」を読む。

 宝塚の話。今年は2021年とは打って変わって、海外文学が原作の作品はほとんど上演されません。月組の『グレート・ギャツビー』と、花組・永久輝せあさん初東上!の『冬霞の巴里』くらい。これは、「オレステイア三部作」から着想を得ているとのこと。

 『アガメムノン』とか『イピゲネイア』とか一応筋は知っているが、アイスキュロスの原作は読んだことがないので、この機会に読みたい。

 演出家は、これまた素晴らしかった『龍の宮物語』でデビューを果たした指田珠子(しゅこ)先生。このあたりの女性(女神)の物語を題材にもってくるのが、さすが!!! 近い将来花組のトップスターになるであろう、ひとこちゃんの東上作品ということもあり、いやが上にも期待が高まります!!! はわ〜!!!!

 

8. 自分と同じ名前の人が登場する本を読む。

 今年注目の新作!みたいな本に、自分と同じ名前の主人公が登場するという小説が3冊あって……スリラー、LGBTQロマンス、文芸と、ジャンルもそれぞれ異なっていて面白そうなので、どれか読んでみたい。

 

9. もっと詩を読む。

 ヴァースノベルも、若い歌人による短歌も素敵なものが多く、今年はもっと詩を読みたいと思うようになった。

 

10. 愛犬とピクニックに行って本を読む。

 子どもが生まれ、コロナが蔓延し、仕事の量も増え、去年はなかなか愛犬との1 on 1時間がとれませんでした。今年はピクニックやカフェにふたりで行って、ゆっくりしたいものです、という決意を込めて。

 

11. ファンタジーを読む。

 めっきり遠ざかっているので新しいもの、または新訳を何か読みたい。去年読んだものでは、ライラの冒険の10年前を描く『美しく野生』がとてもよかった。

 

12. Kindle / Scribd / DMM で積んでいる本を読む。

 ebookだとつい気が緩んで、今300冊近く積んでいる。個人的にはこれは積みすぎ! しかもScribdとDMMは専用端末がないから(相変わらずスマホは1日1時間まで、Twitterはお休み&Netflixもスマホでは見ないことにしてスマホ時間を切り詰めてます)なかなかはかどらない。積読から10冊は読みたい。

 

過去のリーディングチャレンジ

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 みなさま、昨年もお読みいただきありがとうございました。今年も、happy readingな1年となりますように!