みなさま、こんにちは!
とてもお久しぶりになってしまいましたが、お元気ですか?
更新が滞っていたにもかかわらず、いつもアクセスしていただき本当にありがとうございます♡
やっぱりリーディングチャレンジだけでも書いておこうと思って、かなり久々に(ずっと予約投稿をしていたので、半年ぶりくらい!?)ブログを開いた次第。
実はこの半年、ブログどころか趣味の読書(仕事の読書がたくさんあった)をする時間もほとんどなく、読みたかったあれやこれやも進められず。
今年はもう少し余裕ができる予定なので、色々とアップデートできればいいな。今年も引き続き、自分の言葉で「読んでよかった」、「時間を使う価値があった」と思える本のレビューだけを書く予定です。
久しぶりにOur Shared Shelf(エマ・ワトソン主催のオンラインブッククラブ)を覗いてみると、なんと今年からは2月に1〜2冊エマが選んでいたお題本制度はなくなり、会員が自由に会話する場に変わっていた。エマはエマで、Our Shared Shelfに紹介したいと思った本は今後Instagramにタグ付けしてアップします! とのこと。時代は移り変わっていく。
2019年のReading Challenge
あまり読めないだろうと踏んで、簡単なお題を設定していたつもりだったのだけれど、それすらも読めなかった1年。
達成できたのは12個中3個のみ。
毎年1ヶ月に1つを目安に、12個のチャレンジを作成している。
これから行きたい国を舞台にした小説を読む(コスタリカなど)。×
「2019年はあまり旅行出来そうにないため、来年以降行きたい国を舞台にした作品を」という考え。案の定出張はあったものの旅行はできなかった。
これから行きたい(まだ行ったことのない)国を舞台にした本は読めず!
『失われた時を求めて』を読み終える。×
毎年夏に一冊は読み進めているのに、今年はそれすら叶わず。
でも岩波文庫は出たら買って、いそいそと積んでいる。
早く読みたい。
積ん読ファースト。○
これは心がけました。
というより2019年後半は新刊をチェックする時間すらなく……。
自分の子供に読んでほしい絵本や児童文学を揃える。○
色々とご縁があり、日本語、英語、スペイン語、イタリア語で絵本や児童文学を読む&揃えることができた。
子供の頃読んでいたものに再び触れるいい機会となり嬉しかった。
と同時に、最近の絵本や児童文学の進化にびっくり!
女の子=お姫さま=綺麗にして王子様を待っている、は非常識だと思えるくらい、お姫さま、かつ戦う女の子だとか、賢くて何でも出来る、プラスお姫さまだとか、特に女の子向けの本が変わってきつつあることを感じて嬉しくなった。
9月に発売となるアトウッドの新作The Testamentsを読む!×
あれほど楽しみにしていたのに繁忙期に突入してしまい、半分しか読めていない!
(結局読了は2020年に)
日本文学の新しい作品を読み、お気に入り作家を見つける。×
全然読めなかった。
今年こそチャレンジしたい。
古典の再読&現代を舞台としたリテリングを読む。×
たとえば『ハワーズ・エンド』と『美について』、『風と共に去りぬ』と『言い寄る』、『高慢と偏見』とUnmarriageableなど。これまた読めなかった。
東南アジア出身作家による作品を読む。○
Bangkok Wakes to Rain、とても良かった。
ウェイリー版『源氏物語』を読む。×
積んでます。
最初の数ページだけ読んだけれど、やっぱりおもしろい。
今まであまり読んだことのないジャンルを読む。○
これは達成。
読んだ小説に登場した小説を読む。×
これは果たせず。
あ、でもよく考えたら『黄昏の彼女たち』も、そこに登場する『アンナ・カレーニナ』も読んでいる。
ブックリレーをする。×
本のテーマやキーワードがつながっていくような連想読書をしたいと思いつつ、できなかった。
振り返り:2019年に日本語訳が出版された本
洋書レビューを書いた日本語未訳の本の中で、日本語訳が出版されたもの。
自分のための備忘録として。
抜けているのもあるかも。
『ここから世界が始まる: トルーマン・カポーティ初期短編集』トルーマン・カポーティ
2019年2月出版。カポーティの初期の短編を小川高義さんの訳で! 贅沢な一冊。
原書の感想はこちら。
『偶然仕掛け人』ヨアブ・ブルーム
もう随分前にイスラエル人の友人からあらすじを聞いて、「面白そうだな」と思ったイスラエル初の恋愛SFが日本語に。
『飢える私ーーままならない心と体』ロクサーヌ・ゲイ
人気エッセイストとなったゲイによる思春期と自尊心(self-esteem)、そして食べること・食べられないことにまつわる苦しみの話。
『レス』アンドリュー・ショーン・グリア
2018年のピューリッツァー賞フィクション部門を受賞したユーモアに溢れる小説。楽しく、最後の最後でほっこりする感じもいい。
『イジェアウェレへ: フェミニスト宣言、15の提案』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
すべての娘、姉妹、従姉妹、姪だけでなく、息子、兄弟、従兄弟、甥にも読んでほしい1冊(最近カナダのトルドー首相のTweetでこういう表現があって、ちょっと使ってみたかった)。
『戦下の淡き光』マイケル・オンダーチェ
すごくオンダーチェらしい、言葉にまつわる物語。戦時下のロンドンの様子、特にテムズ川の描写がなんとも印象的で、今でも時々夢を見るようにぼうっとその情景を思い浮かべることもあるくらい。
『西への出口』モーシン・ハミッド
移民、イスラム圏での恋愛、SF……と新しい風が吹き抜けるのを感じた作品。
『サブリナ』ニック・ドルナソ
初めてブッカー賞にノミネートされたグラフィックノベル。
2020年のリーディングチャレンジ
1. ブックガイドでおすすめされていた本を読む。
ブックガイドでどなたかがおすすめされている本を読んでみたい。
最近ぱらぱらとめくっては眺めているのがこちら。
できるだけ、未読の作家の作品&普段あまり読まないジャンルで。
2. 2020年に出版された本を読む。
志が低いかな!? と思いつつ、現状ではこれを入れたい。
3. 興味を持っている分野で話題になりそうな新刊を読む(ノンフィクション・英語かスペイン語)
このブログで紹介することはないと思うけれど、今現在本業とは別に興味を持っている分野がいくつかあるため。最新情報をインプットする目的。
4. 2019年に購入し積んだままの本を読む。
志が低いかな!?(2回目)
5. 『俺の歯の話』を読む。
なんと、読みたくて積んでいた本の日本語訳が出版されていた!
My Lost Archiveで2019年も数々の賞にノミネートされていたバレリア・ルイセリの作品。
5. 長編を読む。
『源氏物語』とは言わずとも、途切れ途切れになったとしてもいいからとにかく長編を読みたい。
6. 夏休みらしい本を読む。
夏に読みたい本……バカンスを描いた小説、海や田舎を舞台にした長編、成長物語など。もちろん夏休みに読みたい(今年は夏休みを秋や冬ではなくきちんと夏に取得したい)。
7. トーキョーを舞台にした本を読む。
新潮の『波』で連載されているバリー・ユアグローの『オヤジギャグの華』(柴田元幸訳)がとにかく最高に面白くて! これだけは欠かさずに毎月読んでいる。こういう感じの、東京奇譚が読んでみたい。とはいえ、今の時点ではユアグロー以上の作品が思いつかないけれど。
今年はヨーロッパやアメリカから家族と旧友が東京に遊びに来るので、私もいつもとは違う視点でトーキョーを眺めてみたいと思う。
8. ジャケ買いした本を読む。
カバーに一目惚れした小説を読んでみる。
9. 食わず嫌いしている作家の本を読む。
あの人やこの人や。
10. 2020年にデビューする作家の作品を読む。
新しいお気に入りを見つける。
11. 『ロミオとジュリエット』を再読する。
祝・宝塚歌劇団星組、礼真琴と舞空瞳による『ロミオとジュリエット』上演決定! ということで、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を読み返したい。願わくば、その他未読のシェイクスピア作品にも手をつけたい。
宝塚上演作品の原作についての記事は、色々と考察して下書きを作っているので、どこかで公開できたらいいな。
12. Instagramのリーディングタグに参加する。
この項目、アップデート。
最近はInstagramで読みたい本を見つけることも多くなってきたので、トーキョーブックガール名義のアカウントを作ってみた。
今のところ、 #januaryinjapan や #februaryinfrance など、 #readtheworld 系に参加中。
リーディングチャレンジのヒント
ちなみに、The Master List of 2020 Reading Challengesなるものを作っている方を見つけました! 私が毎年チェックしているものも含まれています。個人が作ったものもたくさん。Reading Outside My Comfort Zoneとかいいなと思った。リーディングチャレンジのヒントに、どうぞ。
https://www.girlxoxo.com/the-master-list-of-2020-reading-challenges/
今年もみなさまに、素敵な本との出会いがいくつも訪れますように。
Happy reading!
過去のリーディングチャレンジ