トーキョーブックガール

世界文学・翻訳文学(海外文学)や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『ロシュフォールの恋人たち』は『十二夜』(シェイクスピア)から着想を得ているのか

[Twelfth Night] コロナ禍では演劇、ミュージカル、オペラ、バレエが軒並み中止され、どうなってしまうんだろうと思っていたけれど、気を揉んでいるうちに色々と再開の運びとなり、ライブ配信も一般化し、新たな観劇の方法が確立されつつある。とはいえ、い…

『きらめく共和国』アンドレス・バルバ(宇野和美・訳)

[República Luminosa] 大好きなアンドレス・バルバの日本語訳が! 出ている! すぐに購入して数多の積読を差し置き読了。 きらめく共和国 作者:アンドレス・バルバ 発売日: 2020/11/11 メディア: 単行本 翻訳者は宇野和美さん。児童文学を中心に、スペイン語…

2020年と2021年のリーディングチャレンジ

待ちに待ったお休みがやってきた! 思いっきり読んで、思いっきりブログも書くぞ! 2020年中に読み終えたい本が5冊はある。どこまで読めるかな。 本当にあっという間に12月がやってきてしまった。2020年、体感5分だった。 寝る間も惜しんで仕事と家事と育児…

『ピガール狂騒曲』から始まるブックリスト

[Frenesie a Pigalle] 新しいものは、いつだって月組からやってくる。 宝塚を観劇していると何度もそう思う。元男役だったちゃぴちゃん(愛希れいか)がトップ娘役になってガンガン踊り、「(トップ娘じゃなくて)トップスター」と呼ばれるようになったり、…

2020年のWomen's Prize、ピューリッツァー賞、ギラー賞、全米図書賞

ひゃ〜、去年と同じことになっちゃった。全然書けなかったので、今年もまとめて、わたしが普段注目している英語文学関係の文学賞をふりかえります。 今年は全然休まずしゃかりき仕事して勉強して育児してきたので、12月は15日くらいから休んでやる!と思って…