トーキョーブックガール

海外文学・世界文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

洋書レビュー(スペイン語)

The Dialogue of Two Snails / フェデリコ・ガルシーア・ロルカ

(二匹のかたつむりの会話) なぜわざわざ英語で……という感じがしなくもないが、以前ブログに書いた文庫サイズのPenguin Modernシリーズからロルカの作品集が出ていたので衝動買いしてしまった。 衝動買いしたくもなるよ、この値段なら(イギリスでは1ポンド…

Cortazar / Jesus Marchamalo, Marc Torices Robledo

(コルタサル) ずっと読みたかったグラフィックノベル。フリオ・コルタサルの人生を描いた作品。Amazon.esでもGoodreadsでも驚くほど高評価がつけられていて、楽しみに積んでいた。そろそろ二巡目の『石蹴り遊び』をしようと思うので、手始めにこちらを読ん…

Las Manos Pequenas / アンドレス・バルバ

(小さな手) 最近、アンドレス・バルバ(Andrés Barba)にはまっている。 なんと、先日のヨーロッパ文芸フェスティバルで来日していたのですね。しかもヨーロッパハウスで講演していたのか〜! どのみち、この日は行けなかったのだけれど、是非話を聞いてみ…

『遊戯の終わり』 フリオ・コルタサル

[Final del Juego] コルタサルの最初の短編集『遊戯の終わり』を再読した。 遊戯の終わり (岩波文庫) 作者: コルタサル,木村榮一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2012/06/16 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 30回 この商品を含むブログ (23件) を見…

El gallo de oro(黄金の軍鶏)/ フアン・ルルフォ

(黄金の軍鶏) フアン・ルルフォのEl Gallo de Oroを読んだ。 二冊の本を出版した後、フィクションの執筆はやめてしまったルルフォだが、その後は映画やテレビの脚本を手がけるようになる。本作はルルフォ作の映画用プロット(原案)で、映画化の際にはカル…

Yo Era una Mujer Casada / セサル・アイラ:支離滅裂でめちゃくちゃ、なのにとんでもなく面白い

(わたしは既婚女性だった) セサル・アイラの『わたしの物語』を読んだ時、巻末の訳者あとがきにYo Era una Mujer Casadaの紹介があったので、気になりKindleで購入して(たったの457円、Kindleだとかなりお買い得)読んだ。 ラテンアメリカ文学の中でも特…

Rosaura a las diez / Marco Denevi: 10時のロサウラ

先日もちらっと書いた Rosaura a Las Diez*1。「10時のロサウラ」。 1955年に出版された、Marco Denevi(マルコ・デネヴィ)の処女作。 舞台やドラマ、映画化もされた大ヒット作である。 かなり昔の作品だが、日本のAmazonでもペーパーバックを良心的な価格…

Nada / Carmen Laforet(カルメン・ラフォレット)少女が大人になるまで

みなさま、こんにちは! トーキョーブックガールです。 南の島から東京に戻ってきました。 東京の方がよっぽど暑いことにびっくりでございます……。 今日は夏になると読み返したくなる小説について、書いてみたいと思う。 Carmen LaforetのNada。 スペイン文…