今年のWomen's Prize for Fiction(女性小説賞)の受賞作が発表に。スザンナ・クラークのPiranesiでした。
18世紀のイタリアに生きた画家兼建築家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ(Piranesi)から着想を得て執筆されたというファンタジー。登場するのは「The House」に住まうピラネージと、「The Other」というもう1人の男性のみ。
ショートリストはこちらから。
そしてカナダのギラー賞ロングリストも発表された。今積んでいる本が2冊入っていて嬉しい……とともに、他の作品もどれもこれも面白そうすぎて、どんどん積読が増えていきそうで困る。
Scotiabank Giller Prize – The first word in fiction
ギラー賞ノミネート常連で、ノーベル文学賞が見送られた年に代わりに授与されたNewアカデミー文学賞(2018年)の候補でもあったキム・チュイの新作(英語への翻訳はShiela Fischman)もノミネートされている。
キム・チュイの『小川』は日本語訳が出版されています。