トーキョーブックガール

世界文学・翻訳文学(海外文学)や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

2022年 Women's Prize for Fiction(女性小説賞)ロングリスト

3月は国際ブッカー賞のロングリストのみならず、Women's Prize for Fiction(女性小説賞)のロングリストも発表に。ノミネートされたのは16作品。今年は、積んでいた小説が2作品候補入りしていて嬉しくなりました(読んでなくて積んでるだけだけど……)。

womensprizeforfiction.co.uk

 

 

Build Your House Around My Body / Violet Kupersmith

 

Careless / Kirsty Capes

こちらは去年の読みたい新刊リストに入れていた作品。あるとき、妊娠したと気づいたBessのcoming-of-ageなお話。去年の暮れ、Kindleで100〜200円くらいになるセールをしていたので、そのときに購入済み。早く読みたいな〜。

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Creatures of Passage / Morowa Yejidé

 

Flamingo / Rachel Elliott

 

Great Circle / マギー・シップステッド

2021年のブッカー賞ショートリストにもノミネートされていた作品。Maggie Shipsteadはミレニアル世代の作家(1983年生まれ)。 

舞台は1914年のモンタナ州。マリアン&ジェイミー・グレーヴス(Marian and Jamie Graves)の幼いきょうだいは転覆した遠洋定期船から救い出される。やがて成長したマリアンは航空機に魅せられるようになり、14歳で学校を中退するとパトロンとなった男性から援助を受けつつ飛行を練習するようになる。だが、その後飛行中に行方不明となる。

その100年後、映画の撮影でマリアンを演じることになったハドリー・バクスター(Hadley Baxter)は、ロマンチックな映画にうってつけの女優という自身のイメージを再構築したいともがいているところだ。ハドリーが想像するマリアン像が実際のマリアンと重なっていき、2つの物語が語られる。

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Remote Sympathy / キャサリン・チッジィ

 

Salt Lick / Lulu Allison

 

Sorrow and Bliss / Meg Mason

 

The Book of Form and Emptiness / ルース・オゼキ

ルース・オゼキの邦訳されている作品は次のとおり。

 

The Bread the Devil Knead / Lisa Allen-Agostini

非常にインパクトのあるタイトル。装丁はジェフリー・フルビマーリのイラストのようにも見えるけれど、違うかな?

 

The Exhibitionist / Charlotte Mendelson

 

The Final Revival of Opal & Nev / Dawnie Walton

 

The Island of Missing Trees / エリフ・シャファク

エリフ・シャファクは、前作『レイラの最後の10分38秒』が2019年のブッカー賞ショートリストにもノミネートされていた。

 

The Paper Palace / Miranda Cowley Heller

なんだか表紙が『ザリガニの鳴く場所』に似ている。

 

The Sentence / Louise Erdrich

 

This One Sky Day / Leone Ross