トーキョーブックガール

世界文学・翻訳文学(海外文学)や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

2021年 国際ブッカー賞受賞作はAt Night All Blood is Black

 6月2日、国際ブッカー賞の受賞作が発表に。フランス人作家の受賞は初めてとのこと。日本語にも翻訳されるかな?

 

At Night All Blood is Black / David Djop(Anna Moschovakis 訳) 

フランス語から翻訳

At Night All Blood is Black

At Night All Blood is Black

  • 作者:Diop, David
  • 発売日: 2020/11/05
  • メディア: ハードカバー
 

 個人的に大好きなスモールプレス、Pushkin Pressからの1冊。セネガル育ちのフランス人、Djopによる2作目の小説で原題はFrère d'âme。

 第1次世界大戦にてフランス軍に参加し、ドイツと戦ったセネガル人のアルファとマデンバという2人の兵士を描いている。2人は助け合い、懸命に攻撃を続けるのだが、マデンバは負傷し亡くなってしまう。1人残されたアルファは呆然とし、孤独感に苛まれるものの、そのうち戦いにのめり込むようになり、暴力や死を求めてさまよう。

 翻訳者のMoschovakisは自身も作家&詩人として活動している。 

 

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 わたしはマリアーナ・エンリケスのThe Dangers of Smoking in Bedのみ読みました。エンリケスの1作目の短編集。その後出版された短編集『わたしたちが火の中で失くしたもの』に負けるとも劣らずの面白さ。また感想を書きたいと思います。

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今週もあと少し。みなさま、happy reading!