トーキョーブックガール

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Crazy Rich Asians 映画化についてあれやこれや 【追記あり 2018-04-25】

クレイジー・リッチ!(字幕版)
 

 さて、前回書いた通り映画化が決定しているCrazy Rich Asians(クレイジー・リッチ・アジアンズ)。

 オールアジアンキャストでやるということも決まっているそうで、なんだかんだいっても白色人種主演映画が圧倒的に多いハリウッドでは異例の快挙なのではないでしょうか。

 原作小説も大ヒットして売れに売れまくっており、新作Rich People Problemsも高い評価を受けているということなので、これも素晴らしいことだと思う。映画についてはまだそれほど情報が出ていない様子。著者のクワン(Kwan)自身はヴァニティ・フェア紙のインタビューにこのように答えている。

映画に関しては、最初の段階から私もエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっています……コスチューム・デザイナー、プロダクション・デザイナー、俳優選びにも参加しています。セットにはまだ行っていないですけどね、原作者がセットに来て一挙一動を見ているというのは制作側からすると気分のいいものではないように感じて。

(訳:tokyobookgirl)

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 なんと、俳優選びにも関わっているとのこと! これは期待できそう。ということで、現時点で名前の挙がっている俳優を見てみましょう。 

 まずはヒロインのレイチェル・チュウ(Rachel Chu)。西海岸育ちのABCで、まさにbanana(見た目はアジア人、中身は西洋人)の若き経済学教授。演じるのは台湾系アメリカ人女優コンスタンス・ウー!レストラン経営の移民一家を描いたドラマ Fresh Off the Boat(フアン家のアメリカ開拓記)で一躍有名になった彼女。どことなく石原さとみ似の美人!レッドカーペットではメイクがすごく濃くてセクシー系だが、メイクが薄い時の顔はまさにレイチェルのイメージ。

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 レイチェルのボーイフレンド、ニコラス・ヤン(Nicholas Young)。ニックはシンガポールで一番の大富豪ともいえる名家出身で、現在はNYUの教授という設定。イギリス英語で話し、「ウォン・カーウェイの映画に出ている日本人俳優に似ている」なんて言われているので、読書中は金城武似の少々シャイなイケメンを想像していた。演じるのはヘンリー・ゴールディング! イギリス人&ボルネオのイバン族の血を引いており、マレーシア&イギリス育ち。今はシンガポールを中心に活躍しているそう。ちなみに、小説にも出てくるSingapore Tatler(ハイソサエティの人々をパパラッチするゴシップ誌。元々イギリスの雑誌で、本作でもモチーフとして扱われているサマセット・モームの小説にも出てきたりする。香港やシンガポールなどイギリス領だったアジア圏でもローカル版を販売)でも、シンガポールのITボーイに選ばれている俳優である。小説の登場人物たちはこの雑誌に関して、「Tatlerに写真が載っちゃうなんてhow tacky(ダサい)」と鼻にしわを寄せていたのだが。

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 そして魅惑のアストリッド・レオン(Astrid Leong)。ニコラスの従兄弟であり、その美貌&ありあまる富で常に周囲をざわざわさせるファッションアイコン。自由奔放に見せかけて実は誰よりも古い慣習に縛られていたり、夫の不倫に悩んだりという一面もある。それでもお金の色眼鏡で人を見ることはなく、ニコラスの親戚の中で唯一レイチェルと仲良く接するアストリッド。小説の中で一番人気のキャラクターなのだとか。演じるのはイギリスの新進女優ジェマ・チャン。

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 レイチェルのようなどこの馬の骨ともわからない女と、息子ニコラスを結婚させるものか! と鬼の形相になる母、エレノア・ヤン(Eleanor Young)役にはアジアを代表する女優、ミシェル・ヨー。億万長者なのに駐車料金を払うのを嫌がるという妙に地に足のついたところがありつつ、レイチェルの過去を調べるために週末中国本土へ飛んじゃうというなんともエキセントリックなおかあたま。クワン自身もエレノアを演じるのはミシェル・ヨーしかいない! と考えていたそうで、歓喜のコメントを発表している。

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 世紀の結婚式の主役となるアラミンタ・リー(Araminta Lee)役にはソノヤ・ミズノ。『ラ・ラ・ランド』にも登場した日系イギリス人女優。アラミンタは、結婚相手のコリン(Colin)とともに「どこかエキゾチックな美しさを持っている」と崇められるモデルという設定。中国人や日本人といったFar Easternersが言うところのエキゾチックってやっぱり南国系(日本でいう沖縄系?)だと思うので、ぴったりではないでしょうか。

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 また、ハリー・シャム・ジュニアの名前も挙がっていますよ! きゃー! きゃー! Gleeファンにはたまらない。アストリッドの元恋人チャーリー・ウー(Charlie Wu)役だそうです。アストリッドと愛し合っていたにもかかわらず、名家の出身ではないからということで別れを告げられたチャーリー。しかし10年後、お互い別の相手と結婚した二人は思わぬ場所で再会し……。ストーリーを大きく動かす人物なので楽しみ。

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 監督は『ステップ・アップ』などを撮ったジョン・M・チュウ。ハリウッドでオール・アジアン・キャストの映画が撮られるのは1993年の『ジョイ・ラック・クラブ』以来初めて。主演予定のコンスタンス・ウーは「ハリウッドでアジア系俳優が役を取るのは、オリンピック選手並みの努力が必要」と発言したことがあった。ジェマ・チャンは「アジア系女優よりも、宇宙人の方がハリウッド映画によく出演している」くらいだと述べている。最初は白人キャストで撮影するという案もあったものの(そもそもリッチなアジアンの物語なのに、どういう話にするつもりだったんだ)、著者のクワンの大反対もあり無事オール・アジアン・キャストに。ハリウッドの歴史が変わる1本になりそうですね。

 

*映画に関するアップデートは、Kevin Kwan公式サイトで確認できます!

With ‘Rich People Problems,’ the ‘Crazy Rich Asians’ Series Goes Global | Kevin Kwan

 

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【追記 2018-04-13】

映画公開日は2018年8月17日(アメリカにて)に決定。

主役二人のFirst Look映像はこちら。

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【追記 2018-04-25】

トレイラー公開。

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