[Cien Años de Soledad]
みなさま、こんにちは。トーキョーブックガールです。
今日はガブリエル・ガルシア・マルケスの名作『百年の孤独』の表紙デザインを愛でたいと思います。
魔術的リアリズムの大ファンにはたまらない巨作。各国の表紙デザインも素敵なものばかりです!

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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1. アメリカ
北米はほとんどの書店でこの表紙デザインが売られている気がする。「孤独」の部分を強く打ち出したデザイン。
2. スペイン
ラテンアメリカを意識したような乾いた赤茶の色使い、アマゾンの密林を彷彿とさせる絵。
3. 日本
これも非常に印象的。スペインに生まれ、メキシコに暮らした超絶美人画家、レメディオス・バロの『螺旋の回廊』。迷宮のような小説のとりこになる読者を暗示しているかのような。
バロ自身はジューヌ・ベルヌ等SFが大好きだったそうで、絵のモチーフも地底や海底といったものが多く見受けられる。
ちなみに…トーキョーブックガールはこの絵が好きです。
『出会い』。箱を開けて、新たな自分と対面する女性が描かれている。水のような衣装が流れて、二つの顔が一つになる。なんとも言えない雰囲気。
4. フランス
ジャングルから飛び出してきたかのようなカラフルなオウム。
5. スペイン
乾いた色使い。
Amazonで確認したところ、裏表紙にはパブロ・ネルーダのコメントが!マルケスを「El Quijote de nuestro tiempo」(現代のドン・キホーテ)と評していた。
6. アメリカ
緑やジャングルのデザインが多い。ラテンアメリカだけに。
7. アメリカ
8. キューバ
シンプル。初版ではないのかもしれないが、かなり初期のもの。
9. スペイン
10. スペイン
ジャングルに文明が巻き取られていくようなイメージ。
11. イギリス
Penguin Booksは、マルケスの小説のカバーに大抵こういったラテン美人を採用している気がする。
12. ポルトガル
ポルトガルらしく、アズレージョ風(?)。
13. フランス
14. コロンビア
なんともシュール!
15. 中国
おもおもしい感じ。
おまけ
こんなの見つけました。
登場人物が多すぎて、名前も一緒だし、相関図が必要! という読者に。
似顔絵付きなのがいいですね!
今日はここまで。みなさま、happy reading!