[The Great Gatsby]
またまたフィッツジェラルドについて書いちゃいます。だって好きなんだもの。
ジャケ買いならぬ、表紙買いをしてしまうことが多い私だが、フィッツジェラルドの本の表紙はどこの国のものも本当に素敵! で買い占めたくなってしまう。
本日は、各国で出版された『グレート・ギャツビー』の表紙デザインをただただ愛でます。
1. アメリカ 初版
なんとフィッツジェラルドが The Great Gatsby を書き終わる前にすでに出来上がっていたというこの表紙の絵。スペイン人の画家Francis Cugatによるもの。
フィッツジェラルド自身がこの絵を気に入り、「この絵を他の本に使わないで。ここから得たイメージを小説に組み込んだんだ」と編集者に伝えたほど!
最後の車のシーンなど、この絵からインスパイアされたのかもしれない。
2. フランス
ギャツビーとデイジーのイメージだろうか、1920年代風フラッパーの絵はフィッツジェラルドの本全般によく使われるイメージである。
3. アメリカ
色は圧倒的に黄色いものが多かった。やはり「黄色い車」がストーリーの鍵ですものね。
4. アメリカ
同じく黄色。シンプルなスーツのデザイン。
5. イギリス
黄色い車そのものは一番多いかも。
6. 日本
いわずとしれた日本版、村上春樹訳。表紙は「神の目」と呼ばれていた、石炭収集場にある眼科の看板。個性的でいい!
7. 中国
中国版も黄色。ニューヨークの摩天楼の水彩画がいい味を出している。
8. アメリカ
カクテルグラスやシャンパングラスもいくつか見受けられた。
9. スペイン
ボウタイや白い手袋が素敵。ちょっと宝塚風(?)。
10. スペイン
黄色い車デザインは、国境を越えて。
11. オランダ
ちょっと古いデザインかな。
12. アメリカ
シンプルで良い。字体も素敵。
13. イタリア
ちょっと『NINE』ぽいかも。