トーキョーブックガール

世界文学・翻訳文学(海外文学)や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

このブログについて

 世界文学・翻訳文学(海外文学)や洋書(英語・スペイン語)のレビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

 

本ブログの方針 

・「読んでよかった」と思える本のレビューだけを書く

 マイペースに自分の言葉で、「読んでよかった」、「時間を使う価値があった」と思える本のレビューだけを書いています。

 

・基本的にネタバレなし

 シノプシスではないので、最後まであらすじを書くことはしていません。ただし、誰もが知っているような物語(童話、神話やシェイクスピア)に関しては結末まで書いていることも。

 絶版になっている本に関しても、結末まで書いている場合があります(『アリーテ姫の冒険』など。これを書いたときは、日本語訳が復刊されるとは思ってもいなかった……嬉)。

 

・ランキングや星評価はしない

 紹介しているのは、すべておすすめの本です。星をつけたりランキングを作ったりはしていません。おすすめ具合を数値化することが難しいと考えているからです。たとえば、自分の好みだけで星をつけていたとしたら、カズオ・イシグロの『浮世の画家』は(三度読んだ)、一度目は☆、二度目は☆☆☆、三度目は☆☆☆☆☆と、読み返すたびに評価も変わっていたでしょう。

www.tokyobookgirl.com

 

・三度以上読み返した本は「お気に入り」カテゴリーへ

 ただし、上記のように「三度以上読み返した」あるいは「三度以上読み返すことが確実」と思われる本は、「お気に入り」というカテゴリーに入れてあります。読み返した理由は「理解できない」などの場合もあるので、「お気に入り」という言葉は若干語弊があるかも。

お気に入り カテゴリーの記事一覧 - トーキョーブックガール

 

読書の傾向など

・翻訳文学・世界文学

 このブログで取り上げるのは、主に文芸小説(Literary Fiction)です。

 

・イギリス文学育ち

 幼少時代はイギリスの児童文学を多く読んで育ちました。今もなお、「いいお話はイギリスからやってくる」と思っているふしがあります。初めて自分で「発見」した作家はフィリップ・プルマン。初めてインターネット上でレビューを書いたのもプルマンの作品で、The Ruby in the Smokeでした。

 

・女性作家・翻訳家による作品多め

 フェミニストである母の影響で、女性作家による作品を読むことが多いです。10年ほど前まではどこの国においても翻訳文学は男性作家中心だったように思います(今はむしろ逆ですが)。学生時代は応援の意味でも意識的に女性作家ばかり読んでいたのが、最近ではただただユニークな視点に驚かされたくて読んでいます。Women's Prize for Fictionも大好き。

 

・ブッカー賞とギラー賞が好き

 ブッカー賞は言わずもがな。ギラー賞は、それこそブッカー賞やアメリカ文学が多様性・マイノリティにフォーカスするずっと前から多様な文学を支持してきた、カナダらしい(メルティングポットでもサラダボウルでもなく、パッチワークな)優れた作品が多く見つかる賞です。

 

・ラテンアメリカ文学が好き

 大学では副専攻でした。教授がチリ人だったことも影響しているのか、なんとな〜く、ほのかにチリ贔屓です。

 

・なんとなく惹かれるテーマは「子どもの残酷性」

 幼い頃、太宰治の『女生徒』を読み、どうしてこの人は大人で男性なのに、少女の抱える残酷性やダークな感情を手にとるようにわかっているのだろう……とぎょっとしたことがきっかけのように思いますが、自分でもなぜだかわかりません。

 大人になった今では、「子どもだって大人と変わらない」ということを自分に思い出させるために読んでいる気も。

 

・SF風味の作品も好き

 社会人になってからSFを色々と読むようになり、文芸小説でもSFっぽさが感じられるものをつい手にとってしまいます。テクノロジーによって変わっていく時代を感じさせるものも好き。IT業界出身の作家による作品は全部チェックしたいと思っています(できてはいません!)。

 

・意識的に読んでいるLGBTQ

 文学の効能の一つに、「こんな気持ちを抱いているのは、こんな経験をしているのは自分だけだと思っていたけどそうじゃなかった!」と発見し心強く思えることがありますが、LGBTQ関連の作品は特にその傾向が顕著だと思います。

 

 すてきな本との出会いがたくさんありますように。Happy reading!