トーキョーブックガール

海外文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

無料で読める!Amazon Prime Reading(Kindle)のおすすめ海外文学&洋書

Amazon プライム会員の方、今はとても多いと思うのだけれど、2017年10月からPrime Readingなるサービスが始まった。

これは「追加料金なしで、約900冊の書籍や漫画・雑誌が読み放題」というもの。

Amazonとしては非常に母数の多いプライム会員の中からKindle Unlimited会員を増やしたいというのが一番の理由だと思うのだが、プライム会員としてもUnlimited向けに提供されている書籍の一部が無料で読めるというのはいいサービスだと感じる。

私は基本的には液晶で本を読むのが苦手なので、Kindle Unlimitedに申し込むつもりはあまりなかったのだけれど、Prime Readingはそれなりに活用している。

 

今日はPrime Readingにて無料で読める海外文学をリストにしてみた。ほとんどが光文社の文庫。

ちなみにPrime Readingに含まれる本は、一定期間で入れ替わる

入れ替わりの頻度は不明なのだが、しばらくウォッチして確認したいなと考えている(一旦ダウンロードしたものはずっと無料で読むことができる)。

 

 

『嵐が丘』(上)

嵐が丘(上) (光文社古典新訳文庫)

嵐が丘(上) (光文社古典新訳文庫)

 

上下巻やシリーズものは、上巻もしくは1巻目のみが無料となっている。

『嵐が丘』も上巻のみ。

舞台はイギリスの荒野(ムーア)。一軒だけポツンと「嵐が丘」と呼ばれる丘にお屋敷が建っている。ここでは両親と2人の子供(ヒンドリーという男の子とキャサリンという女の子)が暮らしている。 

ある日、父親がヒースクリフという孤児を家に連れ帰る。他に遊び相手もいない環境からキャサリンとヒースクリフは仲良くなり、次第に恋人のようになる。

しかし、成長するにつれて外の世界を知り、「裕福に暮らすこと」への憧れが芽生えたキャサリンはヒースクリフとは結婚できないと告げるが…。

暗い情熱が嵐のように吹きすさぶ物語。

 

二都物語(上)

二都物語(上) (光文社古典新訳文庫)

二都物語(上) (光文社古典新訳文庫)

 

ストーリーテリングの名手、ディケンズの小説。お話の面白さを重要視する方に特におすすめ。

フランス革命という激動の時代を、ロンドンとパリという二つの都市で生きた人々の物語。医師マネットと娘のルーシー、瓜二つだが片方は貴族で片方は貧乏というダーネイとカートン。非常に色々な要素が入り混じり、複雑な構成になっている。

 

『肉体の悪魔』

肉体の悪魔 (光文社古典新訳文庫)

肉体の悪魔 (光文社古典新訳文庫)

 

個人的に、現在無料になっている海外文学の中で一番好きな小説。

ラディゲというフランスの美少年が若干18歳で書き上げた、16歳の「ぼく」と19歳の人妻・マルトの恋の物語。「ぼく」は高校生になったばかりではあるものの、精神的には非常に大人びているというか、シニカルで冷静。3歳年上のマルトを口説き落とし、完全に言いなりにしてしまう。

それでも「ぼく」はマルトに惚れているので、醜い嫉妬や行き場のない愛情が淡々と語られるのだがその感情がなんとも言えない。

ラディゲは20歳で夭折しており、発表された作品はこの『肉体の悪魔』と『ドルジェル伯の舞踏会』の2つだけ。もっと長く生きていたら、どれほど素晴らしい小説をこの世に送り出してくれただろうと残念な気持ちになってしまう。

 

『人間の土地』

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

 

『星の王子さま』でよく知られる作家兼飛行士だったサン=テグジュペリが書いたエッセイ集。

飛行士として経験したこと、航空界を切り開いた友人飛行士たち、飛行機から見る地球、砂漠への墜落事故や遭難について。

サン=テグジュペリが地球という星、飛行士という仕事に魅せられていたのだということがよく分かる。

 

『宝島』

宝島 (光文社古典新訳文庫)

宝島 (光文社古典新訳文庫)

 

ハワイのホテル、ニューオータニに入っているレストラン、ハウツリーラナイ。大きな木の陰で海を眺めながら食事ができる、素晴らしい場所。

現在ではレストランとなっているその場所で、スティーヴンソンは『宝島』の構想を練ったとされている。

宿屋の息子であるジム・ホーキンズは、宿屋に泊まっていたものの死亡してしまった男の遺品を調べる。すると、その男が海賊の一味であったということが判明する。そして、彼が宝島の地図を持っていたことも。

地元の名士や医者とともに、ジムは船を作り航海に乗り出すのだが…。

 

『ナルニア国物語1 魔術師のおい』 

ナルニア国物語1 魔術師のおい (光文社古典新訳文庫)

ナルニア国物語1 魔術師のおい (光文社古典新訳文庫)

 

『ナルニア国物語』の第1巻。ナルニア国物語はそれぞれ独立しているので、これだけ読んでも十分楽しめる(もちろん、素晴らしい作品なので1巻を読んでしまうと、次も読みたくなることは間違い無し)。

アンドルーという魔術師のおい、デイゴリーと友人のポリーの2人はアンドルーによって別の世界に飛ばされてしまう。そして、アスランという名のライオンによってナルニアという世界が作られるのを目撃することになるのだが…。

ちなみにこの小説はナルニア国の年代記として見ると創世記にあたるものの、出版されたのはかなり後になってからである。

 

『ハリー・ポッターと賢者の石』

ハリー・ポッターと賢者の石 - Harry Potter and the Philosopher's Stone (ハリー・ポッターシリーズ)

ハリー・ポッターと賢者の石 - Harry Potter and the Philosopher's Stone (ハリー・ポッターシリーズ)

 

言わずと知れたハリー・ポッターの一作目。ロンドンに暮らすハリーが実は魔法使いの血を引いているということを知り、ホグワーツという魔法学校に入学するのだが…。 

 

『シャーロック・ホームズの冒険』 

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

 

頭脳明晰な探偵、シャーロック・ホームズと少し抜けた助手のワトスンがロンドンで解決する数々の謎。

 

洋書

洋書は残念ながらそれほどラインナップがあるわけではなく、ほとんどはガイドブック(Lonely Planetなど)。旅行に行く計画がある人にはいいかも。

その他は絵本中心。

この辺りのLonely Planet社の読み物は大人でも楽しめるかも。 

Lonely Planet Across Asia on the Cheap

Lonely Planet Across Asia on the Cheap

  
The World's Best Street Food: Where to Find it & How to Make it (Lonely Planet)

The World's Best Street Food: Where to Find it & How to Make it (Lonely Planet)

 

 

入れ替わりがあるので、しばらくウォッチしていたら光文社の海外文学は結構読めそう。

それではみなさま、今日もhappy reading! 

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