トーキョーブックガール

海外文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

海外文学 まとめ

犬好きのための海外文学 22冊

犬の数だけ文学が生まれる。 とはいえ、猫に比べると主役扱いされていることは少ない気がするのはどうしてだろう。犬好きの作家より猫好きの作家の方が多い気がするのはなぜだろう。 犬好きさんのために、「犬が登場する海外文学」をまとめてみた。 *あくま…

2018年のブッカー賞はアンナ・バーンズのMilkman

イギリスの10月16日に発表になった2018年のマン・ブッカー賞。受賞したのはアンナ・バーンズのMilkmanだった。 北アイルランド出身の作家がブッカー賞を受賞するのは初めてとのこと! ちなみに女性作家が受賞するのは2013年のエレノア・カットン以来5年ぶり…

これ読みたいな 秋の新刊(海外文学)

芸術の秋、食欲の秋ももちろんだけど、やっぱり読書の秋ですね。皆様は何を読んでいますかOR読む予定ですか? 秋の新刊について色々と見ていたら、どんどん読みたい新作が増えていってしまう……これ読みたいなと感じた本(主にフィクション)を簡単にまとめて…

2018年のギラー賞ショート・リスト

10月1日にカナダ・ギラー賞のショート・リストが発表になっていたので、今日はこちらを。 HOME - Scotiabank Giller Prize アメリカとカナダの国境沿いをドライブしていると、発見がいろいろある。風景は全く変わらないのに、国をまたいだ途端にフランチャイ…

2018年のブッカー賞ショート・リスト

あっというまに9月20日。 今年のブッカー賞ショート・リストの発表の日がやってきました! 7月に発表されたロング・リストはこちらの通り。 www.tokyobookgirl.com 今年もFacebookのライブストリームで、ショート・リストへ進んだ本が発表に。 www.facebook.…

『失われた時を求めて』 やる気の出る併読本

[À la recherche du temps perdu] 「ソドムとゴモラ」を読み終えたばかりの私のつぶやきです。 未だ終わらない『失われた時を求めて』読書体験 やる気の出る併読本 『プルーストと過ごす夏』 『プルーストを読むー『失われた時を求めて』の世界』 『ナボコフ…

2018年のブッカー賞ロング・リスト

(アップデート:2018-10-17) www.tokyobookgirl.com www.tokyobookgirl.com 2018年のブッカー賞ロング・リストが発表された(7月23日)。 今年は、イギリス人作家5冊、アイルランド人作家3冊、カナダ人作家2冊、アメリカ人作家3冊と結構バランスが取れてい…

夏に何を読む?2018年サマー・リーディング・リスト色々

Twitterを眺めていると、そろそろ各誌や著名人の2018年Beach Readsやサマー・リーディング・リストが出揃いつつあるようなので、まとめてみた。 皆様、夏休みの計画はもう立てていますか?旅行に行く方も、おうちで過ごす方も、リラックス時間のお供にどうぞ…

雨の日に読みたい海外文学 12冊

先日、しとしとと一日中雨が降る日に『情事の終り』を再読した。 ロンドンを舞台にしたこの物語、最初の場面は主人公モーリスがかつての不倫相手の夫と偶然出会うところから始まる。 その夜は激しい雨が降っている。心の芯まで冷え込んでしまうような雨だ。…

2018年のブッカー国際賞はオルガ・トカルチュクの『逃亡派』

イギリスの5月22日、日本時間の昨夜発表になったブッカー国際賞。 受賞したのはオルガ・トカルチュクの『逃亡派』。翻訳者はジェニファー・クロフト(Jennifer Croft)。ポーランド人作家として初めての受賞となる。 ノミネート作品の中では唯一邦訳が出版済…

Penguin Booksの新しいシリーズPenguin Modernが可愛い

先日久しぶりに神保町パトロールをして、仕上げの三省堂で見つけたPenguin Booksの新シリーズ(2018年発売)。 文庫サイズの可愛いPenguin Modernです。薄い青緑のカバーも美しくて思わずジャケ買い。シールもしくはブックマークのおまけつき。 三省堂には10…

タヒチを舞台にした小説 7冊

タヒチ、本当にいいところだった。ボラボラも、モーレアも、タヒチ島も。 フランス領ということもあり食事も美味しかった。 浜辺で食べたポワソン・クリュ(poisson cru / 生のマグロと野菜をココナッツミルクで和え、ライムを大量に絞ったもの)も美味しか…

エマ・ワトソンのブッククラブ「お題本」リスト【最終更新 2018-11-01】

何度か書いた、エマ・ワトソン主催のフェミニストブッククラブ"Our Shared Shelf*1"。Goodreads上のバーチャルブッククラブで、誰でも参加可能である。 お題本は現在は2ヶ月に1冊発表されており、全て「女性」や「平等」をテーマにした面白いものばかりなの…

南仏を舞台にした小説 5冊

海はどこまでも碧く、太陽が眩しくて、淡い色の花が咲いていて…。 空気まで甘く感じるような南仏を舞台にした小説をリストにしてみた。 『夜はやさし』 『悲しみよこんにちは』 『海を見たことがなかった少年』 『香水- ある人殺しの物語』 『モデラート・カ…

2018年 ブッカー国際賞ショート・リスト

(アップデート 2018-05-23) 2018年ブッカー国際賞はオルガ・トカルチュクの『逃亡派』に決定。 www.tokyobookgirl.com 2018年ブッカー国際賞のショート・リストが昨日発表されましたね*1。 2005年に創設された国際賞。当初は隔年選出だったものの、2011年…

無料で読める!Amazon Prime Reading(Kindle)のおすすめ海外文学&洋書

Amazon プライム会員の方、今はとても多いと思うのだけれど、2017年10月からPrime Readingなるサービスが始まった。 これは「追加料金なしで、約900冊の書籍や漫画・雑誌が読み放題」というもの。 Amazonとしては非常に母数の多いプライム会員の中からKindle…

3月時点でのBest Books 2018(Esquire: "The Best Books of 2018 (So Far)")

昨年、6月の時点で2017年のBest Booksリストを発表していたせっかちさんのEsquire。 (去年の記事はこちらから) www.tokyobookgirl.com 今年もやるのかな〜と思っていたら、もう既に2018年の"The Best Books of 2018 So Far"が発表されていた(3月2日時点)…

旅行したくなる海外文学 15冊

旅をテーマにした小説はいくつもあるが、海外文学で特に印象に残ったものをリストにしてみる。 春になると、きたるGWや夏休みのことを考えてうきうきしてしまうあなたの旅行する際のインスピレーション源として。 今年は旅行する時間が取れそうにないという…

スペインを舞台にした小説 13冊

GWまでもう少し。ニューヨーク編*1に続いて、今日はスペインを舞台にした小説を思いつくまま挙げてみる。 現代スペイン文学はさほど日本語訳されないのが残念。それでも、いい作品はたくさんある。 スペインに行く際はぜひお供に。脳内スペイン旅行にも! 『…

『不滅の棘』と、永遠の命を描いた海外文学

[Vec Makropulos] すごく今更だが、今年の宝塚初めは『不滅の棘』だった。 愛ちゃん(愛月ひかるさん)ポスターが素敵すぎて。 綺麗!綺麗!指の先までとにかく綺麗!(そして白いファーが似合う) kageki.hankyu.co.jp 春野寿美礼さんが主演をされた初演は…

ニューヨークを舞台にした小説 14冊

休日や出張で旅行するときは、旅行先の街、あるいは国を舞台にした小説を読むことにしている。 多分同じことをしている読書好きさんは沢山いると思うし、その内容を知りたいなとよく思う。というわけで、リストを作ってみた。 まずはニューヨーク。まごうこ…

春に読む海外文学 9冊

春にこそ読みたい小説(海外文学)のリストを作ってみた。 暖かくなってきたので、日向ぼっこをしながら桜を待つ間にでもいかがでしょうか。 タイトルに「春」を含むものから。 1. 『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティーがメアリ・ウェストマコット名義…

冬に読む海外文学 14冊

「夏」と「秋」のリストを作ったのに、「冬」は駆け足で過ぎ去ってしまい…。 今更だが、長く暗い冬に読むのにうってつけの海外文学をリストにしてみた。 『貧しき人びと』 『ドクトル・ジヴァゴ』 『冬の夜ひとりの旅人が』 『冬の犬』 『マヨルカの冬』 『…

アメリカの大学の授業で使用される文献 トップ100

『カンディード』の記事で触れた、The Open Syllabus Project。 コロンビア大学が各地の大学で使われている文献をリスト化したもの。 せっかくなので1位〜100位をご紹介。日本語訳があるものは、日本語訳のAmazonリンクを貼っています。 1位〜10位 11位〜20…

2017年のブッカー賞ショート・リスト

こんにちは。トーキョーブックガールです。 9月17日にマン・ブッカー賞のショート・リストが発表されていました。 The Man Booker Prize 2017 | The Man Booker Prizes 今年残った6冊はこちら! 4 3 2 1, ポール・オースター History of Wolves, Emily Fridl…

秋に読む海外文学 18冊

こんにちは、トーキョーブックガールです。 だんだんと涼しくなり、秋の気配を感じますね。 読書の秋ということで、秋の夜長に読みたい海外文学をリストアップしてみました。 まずは「秋」をタイトルに掲げた小説たち。 『族長の秋』 『フォークナー短編集(…

宝塚で舞台化してほしい作品 海外文学編

宝塚では、『風と共に去りぬ』、『スカーレット・ピンパーネル』はもちろん、『かもめ』、『パルムの僧院』、『赤と黒』、『アンナ・カレーニナ』、『二都物語』など、かなり多くの海外文学作品が上演されています。 ですが、海外文学の虫としては、「これも…

夏に読む海外文学 19冊

夏にこそ読みたい小説(海外文学)をリストにしてみました。 中身はもちろん、題名も夏にまつわるものを選んだので、夏休みのお供にぜひいかがでしょうか。 『観光』 『これもまた、過ぎゆく』 『美しい夏』 『夏の夜の夢』 『ある微笑』 『ベル・ジャー』 …

2017年上半期のBest Books(Esquire: "The Best Books of 2017 (So Far)")

Esquireの記事"The Best Books of 2017 (So Far)"が面白かったです。 まだ7月(記事が出た時点では6月)なのに「2017年のベスト本」って言っちゃうなんて、なんて気が早いんだ… Esquireは毎年20-25冊を、今年出版されたベスト本と題打って紹介しているような…

読んでいないのに、読んだと嘘をついてしまった本(Esquire: "These Are the Books We're Most Likely to Have Lied About Reading")

これまた本に関する記事の紹介だが、今日は Esquireから。 爆笑してしまった。「読んでいないのに読んだと嘘をついてしまった小説」とは?というもの。 www.esquiremag.ph ジョイスの『ユリシーズ』だとか、トルストイの『戦争と平和』を読んでいないのに読…