トーキョーブックガール

海外文学・世界文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いているブログです。

ロシア文学

『大尉の娘』 アレクサンドル・プーシキン: 若い時から名は大事(ロシアの諺)

[Капитанская дочка] もう始まってしまいました、宝塚・宙組による『黒い瞳』の博多座公演が。このブログを見てくださる方は海外文学好きな方がほとんどだと思うので、「宝塚なんのこっちゃ」かもしれないけれど、この上演作品の原作は『大尉の娘』、主人公…

『アンナ・カレーニナ』レフ・トルストイ: 決して終わらない物語

[Анна Каренина] 十年以上ぶりに、『アンナ・カレーニナ』を再読した。もちろんきっかけは、宝塚・月組にて『アンカレ』再演が決定したこと。観劇については下の方で詳しく書きたいと思うけれども、まずは印象が180度変わった原作の話を。 二度目の『アンナ…

『白痴』ドストエフスキー

[Идиот] この秋は、日本中に『白痴』を読んでいる人がいるのだろうなあと思いを馳せずにはいられない! 光文社古典新訳文庫で『白痴』の1巻が出てからはや数年、ついに最終巻が発売になったのだから。 光文社の亀山郁夫さんによる『カラマーゾフの兄弟』を読…

ボリス・パステルナークの『ドクトル・ジバゴ / Doctor Zhivago』が宝塚にぴったりな理由

[Доктор Живаго] I also think that Russia is destined to become the first realm of socialism since the existence of the world. When that happens, it will stun us for a long time, and, coming to our senses, we will no longer get back the mem…

『地下室の手記』 ドストエフスキー

[Записки из подполья] ドストエフスキーは好きなのだけれど、そういえば『地下室の手記』を読んだことがないなあと思って手に取ってみた。 『カラマーゾフの兄弟』などの大作を生み出すきっかけとなり、ジッド曰く「ドストエフスキーの全作品を解く鍵」とさ…

『かもめ』 チェーホフ

[Чайка] 今日の暑さは暴力的ですね!トーキョーブックガールです。 今週は星組『オーム・シャンティ・オーム』を見に行ったのですが、なんと客席には『阿弖流為』大阪公演を終えた礼真琴さんはじめ阿弖流為メンバーが! 舞台もキラキラ、客席もキラキラで感…